マインドマップ(Mind Map)との関係

マインドマップ(Mind Map)は、トニー・ブザン(Tony Buzan)が発案した、脳の力を強化する思考技術です。 脳神経細胞のネットワーク構造と似た形式の、独特の放射状の連想マップを作成して課題を整理します。 原著は30の言語に翻訳され、世界で1000万部以上の実績があります。

下図がマインドマップの実例です。中心に置かれたテーマから、放射状に連想の枝を拡げます。

マインドマップの実例

概念をマップに表現するところはスキャナマインドと似ています。

マインドマップでは、個々の枝の内部は連想による関連がありますが、隣の枝との関係は必ずしも明白ではありません。 これに対し スキャナマインドでは、配置の角度が数理的な意味をもち、似た概念は似た方向に、 異質な概念は違う方向へと整理して配置されます。 (理系的にいえば、どの2つの概念矢印の間の角度θも、そのCosθが両者の相関係数になっています)

スキャナマインドでは角度が意味を持つ

マインドマップのメインブランチ(各枝の根元にある語)を各項目として スキャナマインド を実行すれば、どの方向にどの枝を書くのが望ましいかが解ります。その方向にあわせて枝を書き直せば、近くにある枝どうしは、異なる幹の枝でも相互に関係があることが明示され、マインドマップのパワーアップに繋がります。

つまり、マインドマップの再検討ツールとしてスキャナマインドを利用できます。

マインドマップを上手く描けるようになるまでには少しトレーニングが必要ですが、 スキャナマインドなら、だれでも数分で適切な枝構造のマップを得られます。

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